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 ドレスナー・クラインオートベンソン証券会社のレポートは,「0.18μm技術における,LSIの生産立ち上げ期によく見られる現象を,0.21μm技術で製造したチップで起こっていると見間違えたのではないか」。神戸製鋼所電子・情報事業部半導体本部本部長の坂本幸夫氏は,米Micron  Technologies, Inc.が0.21μm技術で製造した64Mビット・シンクロナスDRAMが不具合を抱え,製造を停止していることを示唆するドレスナーのレポートに対してこのようにコメントした。神戸製鋼所はMicron 社と半導体製造の合弁会社を設立しており,坂本氏はMicron 社の事業情況を把握できる立場にいる。

 同氏によれば,「0.21μm技術で製造した64Mビット・シンクロナスDRAMが不具合を抱えて,出荷ができない情況にある」という事実はないという。米Compaq Computer Corp.と米Hewlett-Packard Co.向けに現在出荷している64Mビット・シンクロナス DRAMは0.21μm技術で製造したチップで,このチップの出荷に関しては問題なく継続しているとする。

 一方0.18μm技術に関しては,「Compaq社,HP社ともに認定作業中であり,結果は出ていない。Micron社は,ほかのDRAMメーカと比較して0.21μm技術から0.18μm技術への移行が早い。Compaq社やHP社以外のパソコン・メーカのなかには,0.18μm技術で製造した64M ビット・シンクロナスDRAMのPC100およびPC133向けの認定作業をすでに終え,合格して出荷を始めている例もある」(坂本氏)とコメントした。ただし,一部の判定基準が厳しいユーザの認定を通らない事実もあることを認めている。