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 米Altera Corp.は,米Synopsys, Inc.および米Mentor Graphics Corp.と組み,論理合成ツールや論理シミュレータ,バックエンド・ツール(レイアウト・ツールなど)を統合したCPLD設計環境を提供する(リリース文1)。これまで,Altera社のユーザは,バックエンド・ツールは同社から,論理合成ツールや論理シミュレータはサード・パーティから調達していた。

 今回,Synopsys社とMentor社からAltera社専用版のツールの供給を受け,Altera社のバックエンド・ツール「Quartus」および「MAX+PLUS II」に組みこんで,ユーザに提供する。すなわち,ユーザのツール調達窓口はAltera社に1本化されることになる。

 Synopsys社は,論理合成ツール「FPGA Express」のAltera社専用版を提供する(Altera社リリース文2,Synopsys社リリース文3)。一方,Mentor社は,論理合成ツール「LeonardoSpectrum」および論理シミュレータ「ModelSim」のAltera社専用版を提供する(Altera社リリース文4,Mentor社リリース文5)。これら3本のツールが組みこまれたQuartusおよびMAX+PLUS IIを,Altera社は年会費方式でユーザに供給する。

 パソコン版で1ユーザ限定のパッケージの米国価格は2000米ドル/年。UNIX版のフローティング・ライセンスの米国価格は2995米ドル。Synopsys社およびMentor社のツールは2000年3月中に組み込まれる。