米Motorola, Inc.は,ネットワーク処理向けプロセサ(ネットワーク・プロセサ)のベンチャー企業である米C-Port Corp.(ホームページ)を買収した(リリース文)。買収に際し,Motorola社は普通株式290万株(時価は約4億3000万米ドル)を新たに発行し,C-Port社の株式と交換する(なお,C-Port社は非上場企業)。
現在,C-Port社は「C-5」と呼ぶネットワーク・プロセサを販売中である。スイッチングやルーティングなどに加えて,トラヒィック優先制御,ポリシー制御などネットワーク関連処理に特化したアーキテクチャを採る。ソフトウエアによって内部の構造を変えることで,さまざまなプロトコルに対応する(いわゆるプログラマブルまたはリコンフィギュアラブル・アーキテクチャ)。C-Port社の従業員が約90人でマサチューセッツ州に本社を置く。買収後,同社は,Motorola社のNetworking and Computing Systems Group(本拠地テキサス州)の傘下に入る。