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 マルチメディアコンテンツ協会は7月21日,1998年(1月~12月)の国内マルチメディア市場の規模は前年比6.9%増の7兆1359億円であったと発表した。これは「マルチメディア白書 1999」(7月22日発行,定価3800円)の中でまとめたもの。品目別では,パソコンの市場がほぼ前年並みだった一方で,DVDプレーヤー,ネットワークショッピングなどが大きく伸びた。同協会では,1999年の市場規模を前年比17.4%増の8兆3809億円と予測している。

 マルチメディア市場全体の内訳は,パソコンやデジタル・カメラ,ゲーム機,カラオケなどの「ハードウエア市場」が3兆3395億円(前年比4.3%増),これらハードウエア向けのコンテンツである「ソフトウエア市場」が1兆5518億円(同5.4%増),インターネット関連サービスやCG映像製作などの「サービス市場」は2兆2446億円(12.2%増)となっている。

 ハードウエア市場では,「パソコン」が金額ベースで前年比1.3%減とほぼ横ばいに終わった。台数ベースでは伸びているものの,製品単価の低下が影響した。一方で,「DVDプレーヤー」が金額ベースで前年比51.6%増,「カーナビゲーション装置」が同じく30.5%増と高い伸びを示している。

 ソフトウエア市場では,「CD-ROMゲームソフト」が金額で前年を2.7%下回った。大型ヒット作が減少するとともに,安価ソフトが増加したために高価なソフトが伸び悩んだのが理由という。

 サービス市場では「ネットワークショッピング」が前年比142.0%増と大きく伸びた。同協会では,インターネット人口/店舗の増加に加え,消費者が安心できる決済手段が選べる環境が整ってきたことが急成長の要因と見ている。 (平野 奈々=ニュースセンター)