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 キヤノンは99年7月26日,光学20倍ズームレンズを搭載した3CCD方式のデジタルビデオ(DV)カメラ「XV1」を発表した。高倍率でも色にじみが出ないよう,蛍石レンズを採用したのが特徴。同レンズを採用した家庭用ビデオカメラは世界初という。重量は約1.4kg(バッテリーパックBP- 915,テープを含む)。価格は34万円。9月中旬に発売する。月産台数は5000台。

 蛍石レンズは,ガラスレンズで発生する色収差を補正する特性を備えており,同社製一眼レフカメラ「EOS」用の高級タイプレンズ「Lレンズ」でも採用している。同社はビデオ用レンズにこの蛍石レンズを採用した「ビデオLレンズ」を新たに開発した。XV1のビデオLレンズ(10群12枚構成)では,蛍石レンズ1枚,非球面レンズ2枚を使用している。画角は35mm光学カメラ換算で,約39.5~790mm相当。手ブレ防止用には,同社独自の光学式手ブレ補正機構(バリアングルプリズム方式)を採用した。

 撮像素子には,総画素数約27万(有効画素約25万)の1/4インチCCDを,RGB用に3枚使う。このうちG用CCDは,水平方向に1/2画素,垂直方向に1画素分ずらし,画素数を実質約1.5倍高める配列処理を施した。このため,41万画素CCDと同等の水平解像度が得られるという。

 マイクには,無指向性マイクをクロスに配置する新方式のステレオマイクを採用した。従来,無指向性マイクで不足していたステレオ感が得られると同時に,背面方向の不要なノイズが大幅に低減できる。

 液晶モニターは2.5型TFTカラー液晶。バッテリーにBP-915を使用した場合,連続撮影時間は約60分(液晶モニター使用)または約65分(液晶モニター不使用)。アクセサリーキット(ACアダプター,電源カプラー,バッテリーパックBP-915,ショルダーストラップを含む)は2万円。(橋本 敏彦=ニュースセンター)

■問い合わせ先: キヤノン販売 カメラ相談センター 電話03-3455-9353