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Comcast社のBrian Roberts氏
Comcast社のBrian Roberts氏
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「Fancast」のロゴとWebサイト
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Rpberts氏が紹介した「AnyPlay P-DVR TZ-LC100」端末
Rpberts氏が紹介した「AnyPlay P-DVR TZ-LC100」端末
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「ケーブルテレビ業界は変曲点に差しかかっている。」。米ケーブルテレビ業界の大手Comcast Corp.,Chairman兼CEOのBrian Roberts氏は,2008 International CESの基調講演でこう指摘し,同社が「Comcast 3.0」と呼ぶ新戦略を披露した。

特に目を引いたのが,同社傘下の米Comcast Interactive Media社が開発した「Fancast」という動画配信サイトの発表だった(発表資料)。Roberts氏が基調講演の中で,「Comcast社は米国内でテレビ・コンテンツを購入する量が競合他社より多くなっている。こうした強みを活かしてコンテンツ配信に力を入れる」と宣言した。

 Fancastでは,英British Broadcasting Corp.や米CBS Corp.や米Fox Entertainment Co.,米NBC Universal, Inc.などの大手放送局から得た3000時間以上のテレビ番組を無料でストリーミング配信する。Fancastの「Watch It」では,同Webサイト以外に,他のWebサイトでの配信情報,DVDでの発売時期などの情報を提供する。ユーザーの嗜好に応じて番組を推薦する機能も備える。Roberts氏によると,Fancastで実現した機能はComcast社に限りず,他社も採用ができるようにする。こうしたFancastの機能はJava言語で開発しており, Java対応のテレビなどに搭載できる。

 なお,Comcast社は今回のCESで,松下電器産業と提携して「AnyPlay P-DVR TZ-LC100」と呼ぶtru2way対応の携帯型DVD再生機/HDD録画機を公開した(発表資料)。2009年初期頃で発売する予定だ。同端末は60GバイトのHDD以外に8.5型液晶ディスプレイやスピーカが搭載している。同端末はドッキング・ステーションから取り外すことができ,録画したコンテンツを外出先に持ち出して楽しめる。

tru2wayとは,米Cable Television Laboratories, Inc.(CableLabs社)が開発したJavaに基づく対話性的なアプリケーション・プラットフォーム技術「OpenCable Platform(OCAP)」の新名称である(発表資料)。Roberts氏は,tru2wayの技術がさまざまな端末に搭載されれば,これまでのようにケーブルテレビ用のセットトップ・ボックスが不要になる可能性があると主張した。