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 米PairGain Technologies Inc.は,日本向けのADSL仕様に対応した「FALCON 2」を1999年第1四半期中にサンプル出荷することを明らかにした。日本向け仕様とは,ITU-Tが1999年6月に勧告予定である「G.992.2(G.lite)」の「AnnexC」のこと。変調方式はDMT。最大データ伝送速度は,下り方向が8Mビット/秒,上り方向が1Mビット/秒。価格は従来品のFALCONと同程度に抑えるという。同社は1999年後半には同LSIを用いたADSLモデムを出荷する予定である。

 AnnexCは,住友電気工業とNECが共同開発した国内向け伝送方式「Dual Bit Map」を使用する。Dual Bit Map方式は,ADSL回線とピンポン伝送方式のISDN回線との干渉を抑制するため,S/N測定をISDN回線の上りと下りに同期して行なう。この方式だと,干渉による伝送速度や伝送距離の低減が改善できる。