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 東芝は99年7月29日,64MBスマートメディアのサンプル出荷を開始したと発表した。3.3V動作。サンプル価格は2万5000円。量産は9月から月産5万枚の規模で行う。

 大容量化したことで,デジタルカメラ用だけでなく,音楽データの記録用としても利用が進むと見ている。MP3形式の携帯型プレーヤで利用すれば"CD並みの音質"で約1時間の録音が可能になる。

 NAND型の256MビットEEPROM(フラッシュメモリー)を2個搭載する。同社は,同容量メモリー1個を搭載した32MB(=256Mビット)スマートメディアを98年10月に発表している。また,この発表で,同メモリー2個搭載のスマートメディアを99年春にサンプル出荷する予定としていた。今回のサンプル出荷は,当初の予定から2~3カ月ほど遅れたことになる。

 TSOP(thin small outline package)品も同時にサンプル出荷を始めた。これは,256Mビットのフラッシュメモリーを2個積層したスタックタイプのもの。同じく,9月に月産 5万個で量産を始める。(橋本 敏彦=ニュースセンター)

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