セイコーエプソン(本社:長野県諏訪市)は,輝度を向上させた液晶プロジェクター5機種を9月中旬から順次発売する。高輝度モデルの「ELP- 8000」,普及タイプの「ELP-7350/7250/5350」,ブックサイズの「ELP-7550」---の5モデルで,価格は89万8000円から。今後1年で,合わせて2万台を販売する。
「ELP-8000」は,重量8kgのポータブル型ながら2000ANSIルーメンを実現した高輝度モデル。さらに高輝度,大画面の用途向けに最大3台の「ELP-8000」を組み合わせることができる。具体的には,「ELP-8000」同士を重ねて,専用金具(10月発売予定)で固定する。レンズを上下にシフトすることで,投射面の画像を一致させる。これで,最大6000ANSIルーメンの輝度で画像投影ができるという。実解像度はXGA(1024×768),入力画像は UXGA(1600×1200)まで対応する。価格は158万円。
「ELP-7350/7250/5350」の3モデルも,それぞれ従来モデルから輝度を上げた機種。「ELP-7350/7250」の2モデルは,実解像度がXGA(1024×768),対応入力画像がUXGA(1600×1200)のモデル。輝度は「ELP-7350」が1600ANSIルーメン,「ELP-7250」が1200ANSIルーメン。「ELP-5350」は,実解像度がSVGA(800×600),対応入力画像がSXGA(1280× 1024)のモデルで,輝度は1400ANSIルーメン。3モデルとも,プレゼン画像の中にビデオ映像を投影できるピクチャーインピクチャー機能や,台形歪みの補正機能などを新たに搭載した。価格は7350が130万円,7250が99万8000円,5350が89万8000円。
「ELP-7550」は重量4.2kg,厚さ85mmのブックサイズモデル。実解像度はXGA(1024×768),対応入力画像はSXGA(1280×1024)。輝度は900ANSIルー メン。価格は89万8000円。(橋本 敏彦=ニュースセンター)
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