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 トレンドマイクロは99年8月4日,ウイルス対策ソフトの新バージョン「ウイルスバスター2000」を,9月17日に発売すると発表した。Windows98/95/NT 4.0 用で価格は8500円。新版をインストールしたパソコンがウイルスに感染した場合は,購入代金を払い戻すという"保険"を用意する。

 新たに導入する「ウイルス対策保険サービス」は,ウイルスバスター2000を使うユーザーがウイルス定義データの更新を怠らなかったにもかかわらず,ウイルス被害に遭った場合に,ソフトの購入代金を返却するもの。保険は東京海上火災が引き受ける。

 今回発売する製品は,スタンドアローンで使う個人ユーザー向けだが,ネットワークを使って管理する企業向けバージョンでも,99年秋に発売予定の次期版で同様の保険を導入する方針だ。

 また,ウイルス定義データをインターネット経由で更新する際に,従来は定義データ全体をダウンロードする必要があったのに対し,新版では差分のダウンロードで済むようにした。新たに対応したウイルスの定義データだけをダウンロードすれば更新が完了するため,ネットに接続する時間を節約できる。

 その他,メールソフトに「Outlook Express」を使った場合でも,添付ファイルのウイルスチェックが可能になったほか,特定のWebサイトへのアクセスを制限する「WebFilter」機能などを追加した。(松尾 康徳=ニュースセンター)