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 オリンパス光学工業は,2/3インチ光学系対応で総画素数250万のCCD型固体撮像素子(以下CCD)を使ったディジタル・スチル・カメラ「CAMEDIA C-2500L」を1999年9月15日に発売する(写真)。レンズは3倍ズームで,記録媒体は「SmartMedia」と「CompactFlash」に対応する。価格は14万8000円。

 同社が今回の製品で最も強調するのが「高画質」である。単に画素数を211万から250万に増やしただけではない。「色再現性や感度も高めた」(オリンパス)。これは,今回採用したCCDの画素寸法が同社の従来製品「C-2000ZOOM」に搭載した1/2インチ光学系対応の211万画素CCDに比べて大きいためである。211万画素CCDは1/2インチ光学系対応のため,画素寸法は3.9μm×3.9μm。一方,今回採用したCCDは2/3インチ光学系に対応するため,画素寸法は5μm×5μmである。一般にCCDは画素寸法が大きいほど感度が高い。さらに,「感度が高いことを利用して原色フィルタを積層したCCDを採用した。このため,色再現性を高められた」(同社)という。

 もう一つの特徴は,撮影した画像を低画素数の画像に変換したときに,画質劣化を抑える画像処理技術「TruePic処理」を搭載したことである。
 「従来手法で200万画素のディジタル・スチル・カメラで撮った画像をVGA(640×480)に変換すると,演算に利用されない画素などがあったため,画像に歪みが生じたり,明るさの変化が滑らかにならないといった問題があった」(同社)。従来製品では,画素数を変換する場合,求めようとする画素データの近傍にある4画素分の画素データから線形演算により求めることが多かった。
 今回同社はこれまでの数倍の画素データを使い,非線形演算によって求める方法を採ることで,こういった問題を解決した。ただし,演算量は数100倍に増える。このため,これまでマイコンで実行していた画素数変換を高速に処理するため,画素数変換処理やJPEG処理を行なう専用LSIを新たに開発した。(芳尾)