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 NECは9月1日,日本べリサイン(本社:川崎市)と業務提携し,電子認証システムの構築/運用に関するアウトソーシング・サービスを開始した。NECのインターネット接続サービス「BIGLOBE」の企業会員向けメニューとして提供する。

 電子認証システムは,デジタル証明書(以下,証明書)の申請を受け付ける「登録局(RA:Registration Authority)」と証明書を発行する「発行局(IA:Issuance Authority)」から構成する。RAの構築/運用はNECが担当。同社のRA用ミドルウエア「PKIサーバ/Carassuit」を実装したサーバーをNECの我孫子VANセンタに設置。サーバー運用/データ管理を NECが行う。IAには,日本べリサインの電子認証サービスである「べリサイン・オンサイト」を使用する。

 ユーザー企業はRAサーバーに対し,証明書の発行を申請するだけでよい。申請を受けたRAサーバーは,IAサーバーに証明書の発行を依頼。発行された証明書を基にRAサーバーが秘密鍵/公開鍵を作成して,デジタル証明書とともにユーザー企業に配布する。Carassuitの機能を利用して,証明書と鍵を含んだICカードの発行もできる。

 NECはグループ内の電子認証システムを,Carrasuitとべリサイン・オンサイトを利用して構築。10月には世界各国の全社員が暗号化メールを送受信できる体制が完成するという。自社内システムを構築した経験を生かし,技術サポートやコンサルテーションもユーザー企業に提供していく考えだ。NEC はサービス開始から3年間で50億円の売上を見込んでいる。(土肥 研一=ニュース編集部)