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 CRTモニタや液晶モニタとパソコンをつなぐディジタル・インタフェース 「DVI(Digital Video Interface)」用のコピー防止技術仕様「DVI-CP」がほぼ固まった。ディジタル・モニタ用インタフェースの標準化を進めるDDWGが, Intel社が米国で開催したパソコン技術者向けの会議「IDF(Intel Developer Forum) Fall '99」で明らかにしたもの。モニタのディジタル出力から映像データを直接取り出し,無断でディジタル・コピーを作成する行為を防ぐ。1999年10月までに最終仕様を決める見込み。

 DVI-CPでは,「機器間の認証」と「映像データの暗号化」の2段階でコピー防止を実現する。これまでに仕様が公表されている,ディジタル録画機器用のコピー防止技術とほぼ同じ手順である。主な手順は以下の通り。パソコンとモニタを接続すると暗号鍵データを使った認証処理が始まる。鍵データの送受信は,映像データとは別に準備したI2Cバスを使う。認証処理で接続が許可されれば,パソコン側で映像データを暗号化し,復号化用の鍵データといっしょにモニタに送信する。その後,モニタ側で復号化し,再生する。

 ここにきて,米IBM社が同社のAptivaシリーズにDVIインタフェースを標準で備えることを表明するなど,ディジタル・モニタの普及に向けた機運は高まりつつある。 IDFでは,複数のディスプレイ・メーカがディジタル・モニタを展示した。ただし,メーカ各社が今回のコピー防止技術を取り入れるのは正式版が登場する 10月以降。製品の登場は早くとも来年上半期になりそうだ。パソコン側も,モニタ側も第1世代の製品はコピー防止技術を備えないまま登場することになる。このため,第1世代品と,コピー防止技術を備えた第2世代品は接続できない可能性があるという。 (高橋史忠=パーム・スプリングス)