PR
NECエレクトロニクスの決算説明会の様子。
NECエレクトロニクスの決算説明会の様子。
[画像のクリックで拡大表示]
売上高は減少ながら固定費の削減で黒字を維持。NECエレクトロニクスの決算説明会資料。
売上高は減少ながら固定費の削減で黒字を維持。NECエレクトロニクスの決算説明会資料。
[画像のクリックで拡大表示]

 NECエレクトロニクスは,2007年度第3四半期(2007年10~12月)の連結決算を発表した(同社のリリース)。売上高は対前年同期比4%減の1708億円,営業損益は同68億円増の30億円の黒字だった。2四半期連続で営業黒字となったものの,第4四半期は再び赤字化する見込みであり,営業損益トントンとの通期見通しは変えなかった。

 対前期比では売上高が3.7%減,営業損益が11億円の減少である。SoC(system on a chip)やマイコン,個別半導体など主力製品の需要が低迷したことに加えて,円高の影響を強く受けたという。営業黒字を維持できたのは「固定費削減によるところが大きい」(NECエレクトロニクス 執行役員 CFOの佐藤博氏)とする。

 第4四半期(2008年1~3月)は,売り上げの大幅な伸びを見込めないこと,第3四半期の為替レートに比べて円高がさらに進むと見ることから,「黒字の維持は難しい」(佐藤氏)と見る。今決算期(2007年4月~2008年3月)の「通期での黒字化には確信がある」(同氏)とするものの,9カ月累計(2007年4~12月)の営業黒字は49億円にとどまっており,通期黒字化はまだ不透明な状況だ。