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決算説明する三菱電機 執行役副社長の佐藤行弘氏
決算説明する三菱電機 執行役副社長の佐藤行弘氏
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 三菱電機は2007年度第3四半期(2007年10~12月期)の決算を発表した(ニュース・リリース)。売上高は対前年同期比5%増の9119億円,営業利益は同3億円増の638億円と,増収増益を達成した。携帯電話機事業を含む情報通信システム部門が赤字となったものの,産業メカトロニクス部門や家庭電器部門などが支えた。

 セグメント別に見ると,重電システム部門は,売上高が対前年同期比6%増の2162億円,営業利益が同12億円減の136億円。電力の海外大口案件の減少により,社会インフラ事業の受注が前年同期を下回ったが,交通事業が伸長した。ビル事業は昇降機の首都圏での大口案件や,中東・インド向けの案件が増加したことで,受注・売り上げとも前年同期を上回った。

 産業メカトロニクス部門は,売上高が対前年同期比8%増の2558億円,営業利益が同23億円増の398億円と増収増益。国内の堅調な工作機械需要や,中国をはじめとした海外市場の活発な投資に支えられ,FAシステム事業が受注・売り上げとも前年同期を上回った。自動車機器事業も日系自動車メーカーの好調な生産を背景に受注・売り上げを伸ばした。

 情報通信システム部門は,売上高が対前年同期比7%減の1296億円,営業利益が同60億円悪化の11億円の赤字となった。情報システム・サービス事業の売り上げは前年同期を上回ったものの,携帯電話機事業と電子システム事業が減収となった。

 電子デバイス部門は,売上高が対前年同期比4%増の477億円,営業利益が同1億円増の28億円と増収増益。半導体事業は,産業用およびエアコン向けを中心とした民生用パワー・モジュールや,記録型DVD用の赤色半導体レーザなどの増加により,受注・売り上げとも前年同期を上回った。液晶事業は,産業機器および民生用途製品の増加により,受注が前年同期を上回ったものの,アミューズメント向け製品の減少により,売り上げは前年同期を下回った。

 家庭電器部門は,売上高が対前年同期比9%増の2292億円,営業利益が同49億円増の151億円と増収増益である。海外の空調機器および太陽光発電システムなどが増加した。

 なお,2007年度通期の業績見通しについては,中間決算発表時の予想から変えていない。