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図1◎「XF」のフロントビュー。四つ目のライトとグリルは旧型「XJ」のイメージを現代風にアレンジしたもの
図1◎「XF」のフロントビュー。四つ目のライトとグリルは旧型「XJ」のイメージを現代風にアレンジしたもの
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 ジャガー&ランドローバージャパンは2008年4月10日、「S-Type」の後継となる新型スポーツセダン「XF」を5月16日より発売すると発表した。2007年1月のデトロイト・モーターショーで発表したコンセプトカー「C-XF」の量産モデルで、欧州では2007年秋から発売している。リアのオーバーハングが大きく、クーペ調のデザインとしながら、室内の広さや上質感を高めたのが特徴。

 日本に導入するのは排気量3.0L、4.2L、4.2Lスーパーチャージャ付きの3種類のエンジン、4モデル。V型6気筒エンジンを搭載する「3.0 Luxury」が650万円、売れ筋となる「3.0 Premium Luxury」が760万円。V型8気筒エンジンを搭載する「4.2 Premium Luxury」が870万円、それにスーパーチャージャを追加した「SV8」が995万円。3.0 Luxuryは右ハンドル、それ以外は右/左ハンドルを用意する。

 ボディサイズは、全長4970×全幅1875×全高1460mmで、ホイールベースが2910mm。スペアタイヤを搭載しており、荷室容量は500Lとなる。また、後席は6:4の分割可倒式であり、折り畳むことで420L追加できる。ボディは鋼板製でフロントフードがアルミ合金製。

 変速機は、いずれもパドルシフト付きのシーケンシャル変速機構「Sequential Shift」付きの6速自動変速機を組み合わせる。コンソールに変速モードを切り替えるシフト用ダイヤル「JaguarDrive Selector」を配置した。JC08モード燃費は3.0Lモデルが7.5km/L、4.2Lモデルが7.0km/L、スーパーチャージャ付きが6.7km/L。

 サスペンションはクーペの「XK」で使ったものをチューニングして活用、前後のブレーキディスクもXKと同じものを使う。形式は前がダブルウイッシュボーン式、後ろがマルチリンク式で、アーム類はアルミニウム合金製。

 特に力を入れたのは、室内の広さと上質感。ボディをクーペ調としながら、室内空間の広さを実現するため、トレッドを拡大してスペースを確保。青を基調とする照明を採り入れ、内装材は従来の木材にアルミ合金をプラスした。

 室内に乗り込んだ際にドライバーを迎えるもてなしにも凝っている。まず、センターコンソールのエンジン始動スイッチが赤く点滅し、エンジンを始動するとJaguarDrive Selectorがせり上がり、インストルメントパネルの空気吹き出し口が回転して開く。グローブボックスと天井のライトには、センサにより手の動きを感知する「JaguarSense」システムを採用した。グローブボックスの上にある丸いセンサに指を触れるとグローブボックスが開き、天井のライトも透明な樹脂部分を触ることで、オンオフができる。

 ドライバーの運転支援システムとして、駐車時に車両後方を映すカメラ「Rear Camera Parking Aid」を設定、前後の障害物を検知して警告する「Front and Rear Parking Aid」、クルーズ・コントロール・システム、Bluetooth接続のハンズフリー電話などを標準装備した。

 安全面では、フロントエアバッグ、サイドエアバッグ、サイド・カーテン・エアバッグ、横滑り防止装置を標準装備する。歩行者保護対策では、歩行者との衝突時にエンジンフードを持ち上げて歩行者への衝撃を緩和するポップアップ・フードをXKに続いて採用した。XKの場合、フードのヒンジが前側にあったが、XFでは後ろヒンジとなるため、通常のヒンジ機構に加えて、ポップアップ時に後端が持ち上がる仕組みを用意する必要があった。基本的な考え方は日産自動車の「スカイラインクーペ」に用いられているのと同様で、通常は固定されている部分のロックが火薬爆発時に外れて、後端が持ち上がる機構のようだ。

図2◎リアビュー。フロントに取り付けられなかったマスコットをトランクリッドに装着。他のモデルでもこの配置を踏襲する方針
図2◎リアビュー。フロントに取り付けられなかったマスコットをトランクリッドに装着。他のモデルでもこの配置を踏襲する方針
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図3◎内装。銀色のアクセントがドアトリムまで回り込む。シフトダイヤルである「JaguarDrive Selector」はセンターコンソールにあり、エンジンを始動するとせり上がる仕組み
図3◎内装。銀色のアクセントがドアトリムまで回り込む。シフトダイヤルである「JaguarDrive Selector」はセンターコンソールにあり、エンジンを始動するとせり上がる仕組み
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図4◎助手席前の二重丸を触るとグローブボックスが開く
図4◎助手席前の二重丸を触るとグローブボックスが開く
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図5◎天井のライトも透明樹脂を触ることでオンオフできる
図5◎天井のライトも透明樹脂を触ることでオンオフできる
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図6◎ポップアップフードを備える。黄色いシールが貼ってある部分がアクチュエータ
図6◎ポップアップフードを備える。黄色いシールが貼ってある部分がアクチュエータ
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