PR
図1 NVIDIA社は,同社のGPUとElemental Technologies社のソフトウエアの組み合わせでH.264符号化処理が高速化できる様子を示した
図1 NVIDIA社は,同社のGPUとElemental Technologies社のソフトウエアの組み合わせでH.264符号化処理が高速化できる様子を示した
[画像のクリックで拡大表示]

 米Elemental Technologies, Inc.は米国時間の2008年4月14日,グラフィックス描画処理LSI(以下,GPU)を使ってMPEG-4 AVC/H.264(以下,H.264)の符号化処理を高速化するソフトウエアを開発中であると発表した(PDFの発表資料)。米Adobe Systems Inc.の映像編集ソフトウエア「Adobe Premier Pro」のプラグインとして提供する。符号化処理をマイクロプロセサだけで実行する場合に比べて「7倍速い」(Elemental Technologies社)とする。Elemental Technologies社はこのプラグイン「RapiHD H.264/AVC Encoder Plug-in for Adobe Premiere Pro」を,米国ラスベガスで開催中の「NAB2008」に出展した。

 Elemental Technologies社はこのプラグインを,米NVIDIA Corp.のGPUで実行するプログラムの開発環境「CUDA」で開発した。統合シェーダー・アーキテクチャを採用したNVIDIA社の「G80」以降のアーキテクチャに基づくGPUでH.264の符号化処理を高速化できる。Elemental Technologies社は「2008年夏の後半」に発売する予定である。

NVIDIA社が国内でも実演

 同年4月15日に都内で記者説明会を開催したNVIDIA社は,Elemental Technologies社が開発したソフトウエアの初期バージョンを使って,符号化処理をGPUによって高速化できる様子を見せた(図1)。NVIDIA社のグラフィックス・ボード「GeForce 8800」を利用すると,マイクロプロセサで動作するソフトウエアでH.264の符号化を実行する場合に比べて符号化処理の時間が1/3程度で済むことを示した。