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 ルネサステクノロジが,2007年のマイクロコントローラ(MCU)市場で29億ドルを売り上げ,売り上げ金額ベースで1位となった(関連資料)。ガートナーの調査によるもので,マーケットシェアは21%。アメリカのマーケットに関しては,2007年にマーケットシェアを11%伸ばしている。

 ルネサスは,「幅広いアプリケーションに対する包括的なソリューションを提供することでマーケットシェアを得た」。同社の製品ポートフォリオには,ローパワーの8/16bit MCUからハイパフォーマンスの32bit品まで幅広い製品が含まれている。昨年は,世界で始めて90nmプロセスで製造されたMCUをマーケットに送り出した。

 ルネサスはさらにグローバルマーケットにおけるシェアを増やすことを狙っている。これを実現するための方策として,管理体制の整備や次世代MCUアーキテクチャの開発,チップ生産能力を増強するための投資,そしてグローバルに通用する設計技術者のためのエコシステムの導入などを挙げる。

 新しいRX MCUファミリーは2009年第2四半期に投入されるが,これは16/32bitマーケットで新たに求められるようになる,高いスループットと小さなプログラムサイズ,低消費電力を実現するものになる。このRXファミリーでは,プログラム・サイズは平均30%削減され,最大200MHzで動作し,しかも消費電力は200μA/MHzを見込んでいる。また,既存のM16C,R32C,H8SとH8SXの各製品ラインとのデバイスの完全な互換性を維持する。このため,既存の顧客は既存のシステムそのままで,よい高い性能を享受できるようになるだろう。

 さらにルネサスは,より高い性能を必要とするニッチアプリケーション向けに,先進的な技術を導入する予定だ。この中には,演算性能が必要となるアプリケーション向けのマルチコアシステムや,eコマースその他の膨らみつつあるマーケット向けの暗号化アクセラレーションなどが含まれる。