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図1 OKI 代表取締役社長の篠塚勝正氏
図1 OKI 代表取締役社長の篠塚勝正氏
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 OKI(沖電気工業)は2008年5月28日,経営方針説明会を開催した。同社 代表取締役社長の篠塚 勝正氏は,半導体事業を分社化した後にロームに株式の95%を譲渡する方針を発表することに加え,通信事業における次世代ネットワーク(NGN)関連部門を早期に分社化する方針を明らかにした(半導体事業売却に関しては関連記事を参照)。2008年度の営業利益目標は従来の120億円から変えない。

 篠塚氏によると,同社の通信事業は二つの部門に分かれるという。一つは「レガシーを維持管理する部門」(篠塚氏)。レガシーとは,これまで開発・販売してきた通信インフラ網などのこと。もう一つが,今回の発表で早期に分社化する方針としたNGN関連部門である。

 NGN関連部門を分社化する理由として,「変化の激しいNGN開発に対応するために,分社化により機動力を増す」(篠塚氏)ことを挙げた。背景には,同部門の業績が予定通りに伸びていないことがある。「NGNの普及が想定より大幅に遅れている。(NGNを推進する)NTTが2008年5月13日に発表した中期計画に合わせて見直していきたい」(篠塚氏)という。

 加えて,二つの部門では営業に対する姿勢が異なることも挙げた。具体的には,レガシー対応部門では「受注型」の営業が,後者のNGN関連部門では「提案型」の営業が求められるとし,二つの部門に対する顧客の要求が異なるという。このため,「二つの部門が同じ事業体ではまずいと考えた」(篠塚氏)とする。