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 しかも,iPhoneのユーザー・インタフェースを構成する要素には,Apple社の製品で既に利用しているものが少なくない。Homeメニューに現れる機能のいくつかは,パソコン用OS「Mac OS X」に搭載したウィジェットの流用とみられる(図2(a))。iPhoneで音楽を再生するときに複数のアルバムのジャケットを並べて表示する機能「Cover Flow」は,もともとパソコン用ソフトウエア「iTunes」の機能である(図2(b))。


図2 既存の技術を使い回す
iPhoneの機能の一部は,同社のパソコン用OS「Mac OS X」に搭載しているウィジェットを使っているようだ。iPhoneの機能とMac OS Xのウィジェットのうち,共通点があるものを,(a)に赤色の○や□で示した。iPhoneで音楽を再生するときに,複数のアルバムのジャケットを並べて表示する「Cover Flow」機能は,パソコン用のコンテンツ管理ソフトウエア「iTunes」の機能を流用したとみられる(b)。

 Cover Flowなどが用いる動的なグラフィックスは,OS Xの描画用API「Core Image」などを利用して実装しているようだ。iPhoneの大きな売り物である2本の指を使った操作も,Apple社のノート・パソコンで一部実現済みだった。