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 欧州委員会は2008年7月23日,ドイツDr. Ing. h.c. F. Porsche AG(Porsche社)によるドイツVolkswagen AG(VW社)の買収を承認した。Porsche社は2008年3月,VW社に対する持株比率を50%以上に引き上げてVW社を子会社化する方針を発表していた(Tech-On!関連記事)。

 欧州委員会は,調査の結果,この買収が欧州経済における競争を妨げるものではないと判断した。Porsche社がスポーツカーやSUVを中心に事業展開しているのに対し,VW社はハッチバック型自動車や「Audi」ブランドのセダンなどを販売していることから,両社の共通市場は限定的と評価している。これに加え,自動車市場全体でみると,両社を上回るシェアを持つ競合他社が複数あることから,独占禁止法違反には当たらないとした。

 両社は2008年6月,Porsche社がVW社株を4.92%分,追加取得することで合意している。