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 米Atmel Corp.は,8ビットRICS型マイクロコントローラ「AVR」の新製品として,車載LANの「LIN」アプリケーション向けの「ATtiny167」を開発した(発表資料)。LINスレーブアプリケーションに特化した,初の製品である。「AECQ-100 grade 0」規格に準拠しているため,最高150℃の環境で動作する。LINトランシーバと組み合わせることで,ギアボックス内のセンサや排ガスセンサ,ポンプやターボタービンのセンサなどに利用できる。

 ATtiny167はスレーブモードで動作し,転送速度の自動調整機能を持ったLINのUARTをハードウエアで搭載する。フレーム処理は,LIN IDの識別時と送受信の完了時という二つの割り込みのみである。米Mentor Graphics社との共同開発により,自動車向けLINネットワーク用のハードウエアとソフトウエアの完璧なソリューションが提供可能となった。ハードウエアでLINの処理の大半を受け持つため,LINのハンドリングに要するコードサイズはフラッシュ・メモリ上で1Kバイトを占めるだけであり,残る15Kバイトはユーザー・アプリケーションが利用できる。フレームの送受信そのものはCPUリソースを一切利用せず,割り込み処理がアプリケーションのリアルタイム性を損なう可能性も最小にしている。

 ATtiny167はすでにサンプル出荷を開始している。パッケージは20ピンのSOIC,20ピンのTSSOP,32ピンのQFNがある。全パッケージは125℃までの温度で動作し,QFNとTSSOPは150℃まで動作が保障される。量産開始は2008年12月を予定している。価格は125℃バージョンのもので,10000個購入時に1.48米ドルからとなっている。