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図◎刃先交換式の「アクアドリル NWDX型」。
図◎刃先交換式の「アクアドリル NWDX型」。
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 不二越は,刃先交換式ドリルの新シリーズ「アクアドリル NWDX型」を発売した(図)。チップの形状や材質,コーティング,配置を工夫することで切削バランスを向上させたため,一般鋼からステンレス鋼までの被削材を安定して加工できる。自動車や航空機,建設機械,船舶などの部品加工に向く。

 NWDX型では,チップの中心刃と外周刃の配置,両者の位置関係を最適化して,ドリルの食い付き時や貫通時に発生しやすい振動を抑制した。これにより,高精度でバラつきの少ない加工穴を得られるので,仕上げ加工の取り代を減らせる。

 チップのラインアップは計18種類。汎用タイプと切粉の排出性を重視したタイプ,刃先を強化したタイプの3種類のブレーカとした。いずれも,中心刃と外周刃をそれぞれ2コーナーずつに設置しており,摩耗状況に応じて四つのコーナーを使える。材質は,一般鋼材の加工に適した「NCP300」と,鋳鉄や高速加工に向く「NCK300」の3種類。膜硬度が従来のコーティング比で40%高い薄膜積層コーティング「スーパーZXコート」を開発・採用し,長寿命化を図っている。

 チップを取り付けるボディには硬化表面処理を採用し,耐久性を高めた。これにより,通常の穴開け加工から穴広げ,座繰り,外径加工などに一つの工具で対応できる。ボディのラインアップは,工具径が18.5~36.0mm,刃長が工具径の2倍/3倍/4倍の計90種類とした。