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米Linear Technology社の,Liイオン/ポリマ2次電池で駆動する携帯機器に向けた電源制御IC「LTC3586」
米Linear Technology社の,Liイオン/ポリマ2次電池で駆動する携帯機器に向けた電源制御IC「LTC3586」
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 米Linear Technology Corp.は,Liイオン/ポリマ2次電池で駆動する携帯機器に向けた電源制御IC「LTC3586」を発売した(発表資料)。負荷や2次電池に供給する電力の経路を切り替える同社独自の「PowerPath」と,Liイオン/ポリマ2次電池充電機能を搭載。加えて4個の同期整流式スイッチング・レギュレータと,1個の低飽和(LDO:low drop out)レギュレータなどを集積した。例えばUSBポートやACアダプタなどから給電を受けて機器を動作させつつ,Liイオン/ポリマ電池を充電するといった使い方が可能になる。HDDを搭載した携帯機器や,USBポートから給電する機器に向ける。

 PowerPathは,リニア・レギュレータではなくスイッチング・レギュレータで構成した電力経路切り替え機能である。このため,高い効率で経路切り替えが可能だ。具体的には,ACアダプタやUSBポートから入力した電力を,システム負荷に優先的に電力を供給しながら,Liイオン/ポリマ2次電池に充電したり,Liイオン/ポリマ2次電池から入力した電力をシステム負荷に供給したりすることができる。電池消耗時にもシステム負荷に供給する電力を確保する「インスタント・オン」動作が可能。2次電池充電機能では,USBポートから最大700mA,ACアダプタから最大1.5Aの充電電流が得られる。

 搭載する同期整流式スイッチング・レギュレータは,1個が昇降圧型,1個が昇圧型,2個が降圧型である。いずれも入力電圧範囲は+2.7~5.5V,スイッチング周波数は2.25MHzである。昇降圧型レギュレータの出力電圧範囲は+2.75~5.45Vで設定でき,最大1Aを連続出力可能。昇圧型レギュレータの出力電圧は最大+5Vまで設定でき,800mAを連続出力可能。2個の降圧型レギュレータは,デューティ比100%で動作する。出力電圧は最小0.8Vまで設定でき,それぞれ400mAを連続出力できる。低飽和レギュレータは+3.3Vで25mAの電力を常時オンで出力する。

 パッケージは,外形寸法が6mm×4mm×0.75mmで38端子のQFN。現在,量産出荷中。1000個購入時の税込み参考単価は612円から。