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図1 ソニーが発売するBlu-ray Discレコーダー/プレーヤー
図1 ソニーが発売するBlu-ray Discレコーダー/プレーヤー
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図2 Xシリーズの基板の一つ。左上がIP変換LSI「DRC-MF v3」,中央部が映像処理LSI「CREAS」,下部がSilicon Image社製のHDMI送信LSI(2個)である
図2 Xシリーズの基板の一つ。左上がIP変換LSI「DRC-MF v3」,中央部が映像処理LSI「CREAS」,下部がSilicon Image社製のHDMI送信LSI(2個)である
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図3 x-みどころマガジンの表示例。季節が秋であるのに合わせ,デザインも秋をモチーフにしている
図3 x-みどころマガジンの表示例。季節が秋であるのに合わせ,デザインも秋をモチーフにしている
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 ソニーは,色階調数を高める映像処理LSI「CREAS(クリアス)」を搭載したBlu-ray Discレコーダー6機種を発売する(ニュース・リリース)。「CREASは,ソニー製のテレビに限らず,過去に発売されたすべてのHDMI端子搭載テレビで効果を発揮する」(ソニー 業務執行役員 SVP オーディオ・ビデオ事業本部 本部長の根本章二氏)。2008年9月27日より順次発売する。

 CREASは,主に二つの回路ブロックから成る。前段にある「HDリアリティーエンハンサー」は,入力した色階調数8ビットの映像信号に対し,輪郭の強調(シャープネス)や色階調数の拡張(スムージング)といった処理を行う。1画素ごとに,周囲の数百画素の色情報を解析し,シャープネスやスムージングの処理の強度を決める。「例えば,周囲の画素でエッジが強い場合,シャープネスは弱めにかける」(ソニーの説明員)。内部の演算は14ビット以上で行い,色階調数14ビットの映像信号(YUV4:4:4)を後段の回路に出力する。

 後段の回路「Super Bit Mapping for Video」は,出力先のパネルの特性に合わせ,色階調数を14ビットから12ビット~8ビットに変換する処理を担う。このとき,出力先のパネルが表現できる色階調数が8ビットや10ビットと低い場合でも14ビット相当の映像を再現できるよう,色信号に微小な振幅を加え,中間色を表現する処理を施す。信号処理としてはディザリングに近いが「人間の視覚特性を踏まえ,ノイズには見えないよう空間周波数が高い振幅を加えている」(ソニーの説明員)という。

 いずれのBlu-ray Discレコーダーも,MPEG-2 TS方式のデジタル放送をMPEG-4 AVC/H.264方式にトランスコードして録画する機能を持つ。HDTV映像のまま録画できる最小のデータ伝送速度は4Mビット/秒(LRモード録画時)。50Gバイトのディスクに24時間録画できるという。

  メイン・チップはNECエレクトロニクス社製のSoC「EMMA」シリーズを採用した。これにトランスコードLSI,CREASと,三つの映像処理LSIを搭載したことになる。Blu-ray Disc再生機能ではいずれもBD-Liveに対応する。

EPGデータから流行のキーワードを抽出

 録画機能では,EPGデータから話題や流行の中心となるキーワードを抽出し,TVマガジンのような形式で表示する「x-みどころマガジン」機能を備えた。「x-おまかせ・まる録が,個人の興味を抽出する機能とすれば,x-みどころマガジンは世間の興味を抽出する機能。両者をうまく使い分けてほしい」(ソニーの説明員)。キーワード抽出に用いるのはEPGデータのみで,インターネット経由で情報を取得する必要はない。

 上位機種であるXシリーズの「BDZ-X95」「BDZ-X100」には,IP変換LSI「DRC-MFv3」を搭載し,さらにHDMI端子を2つ,デジタル・チューナを2基搭載する。いずれも,録画した映像をPSPやウォークマンに転送する「おでかけ・おかえり転送」機能を備える。HDD容量は,X95が500Gバイト,X100が1Tバイトである。店頭予想価格はX95が20万円前後,X100が28万円前後。

 ビデオ・カメラなど周辺機器との連携を重視したLシリーズの「BDZ-L55」「BDZ-L95」は,周辺機器から映像を簡単にコピーできる「ワンタッチダビングボタン」を持つほか,L95のみ主要なメモリ・ カードに対応したカード・スロット「マルチメモリーカードスロット」を持つ。HDD容量は,L55が320Gバイト,L95が500Gバイトである。L95のみデジタル・チューナを2基搭載する。店頭予想価格は,L55が17万円前後,L95が13万円前後である。

 下位機種の「BDZ-T55」「BDZ-T75」のHDD容量は320Gバイト。T75のみデジタル・チューナを2基搭載する。店頭予想価格は,T75が14万円前後,T55が11万円前後である。

 このほかソニーは,Blu-ray Discプレーヤー「BDP-S350」「BDP-S5000ES」を発売する(ニュース・リリース)。いずれもBD-Liveに対応する。BDP-S5000ESには,Blu-ray Discレコーダーにも採用した映像処理LSI「CREAS」を搭載する。発売日は2008年12月6日。S350の店頭予想価格は4万5000円前後,S5000ESの希望小売価格は29万4000円である。

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