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 調査会社の韓国Displaybank Co., Ltd.は,2008年7月の日本のPDPモジュールの出荷枚数が1年ぶりに韓国の出荷枚数を上回ったと発表した(発表資料)。2008年7月におけるPDPモジュール全体の出荷枚数は対前年同月比28.8%増,対前月比3.1%増の118万1000枚。2008年7月の日本の出荷枚数は対前年同月比47.7%増の62万2000枚だった。韓国の出荷枚数は同12.7%増の55万9000枚で,日本は2007年6月以来,12カ月ぶりに韓国を追い抜いた。

日本と韓国のPDPモジュールの出荷枚数の推移(単位:千枚)
日本と韓国のPDPモジュールの出荷枚数の推移(単位:千枚) (画像のクリックで拡大)

 日本メーカーは2008年の第1および第2四半期に不調だったものの,第3四半期に入って回復傾向にあるという。特に日立製作所は,HDTV映像対応の32型製品群に新しい品種を加えたことなどによって,出荷量が増えているとする。一方,韓国メーカーは2008年7月以降,前月比の出荷量が大幅減少か同水準にとどまっている。

 Displaybank社によれば,最近ソニーや韓国Samsung Electronics Co., Ltd.といった大手メーカーが行ったテレビの値下げによって,中小メーカーによるPDPテレビの販売台数が減少した。これに伴い,これら中小メーカーに外販している韓国のPDPモジュール・メーカーの出荷枚数も減少したという。ただし,2008年第3四半期および第4四半期のPDPモジュールの出荷枚数は,韓国が再度日本を追い抜く可能性が高いとみる。また,2009年には日本メーカーと韓国メーカー間の競争に,中国COC社や中国Nanjing Huaxian High Technology Co., Ltd. などが加わり,競争はさらに激化すると予測する。


【訂正】記事掲載当初,第3段落で「最近ソニーや韓国Samsung Electronics Co., Ltd.といった大手メーカーが行ったPDPテレビの値下げによって」と掲載しておりましたが,正しくは「最近ソニーや韓国Samsung Electronics Co., Ltd.といった大手メーカーが行ったテレビの値下げによって」です。お詫びして訂正いたします。記事本文は既に訂正済みです。