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除加湿空気清浄機「クリアフォース」の新機種「MCZ65J-W」
除加湿空気清浄機「クリアフォース」の新機種「MCZ65J-W」
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クリアフォースが採用する加湿機構
クリアフォースが採用する加湿機構
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前機種が採用していた水車のくぼみ
前機種が採用していた水車のくぼみ
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新機種で採用した水車のくぼみ
新機種で採用した水車のくぼみ
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空気抵抗を15%低減した加湿フィルタ
空気抵抗を15%低減した加湿フィルタ
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 ダイキン工業は2008年9月4日,除湿・加湿・脱臭・集塵の4機能を併せ持つ除加湿空気清浄機「クリアフォース」の新機種「MCZ65J-W」を同年10月10日に発売すると発表した(図1)。クリアフォースは,業界で初めて四つの機能を本格的に搭載した空気清浄機として,2007年10月に同社が発売。これまでに7万台を売り上げて「新ジャンルを切り開いた」(同社専務執行役員で空調営業本部長の加藤豊氏)。新機種では加湿機構を改良し,加湿量を前機種の600mL/hから650mL/hに向上。2時間ずつの加湿と除湿をすることで,水分子とともに壁やカーテンに浸み込んだ臭いを取り除く「水de脱臭」機能も追加した。

 クリアフォースの加湿機構では,タンクから水車で水をくみ上げて加湿フィルタに給水する方法を採用している(図2)。「フィルタが直接,タンクの水に浸からないためフィルタがかびにくい」(同社空調生産本部商品開発グループ主任技師の北川剛氏)。新機種では,ここの水をくみ上げる水車とフィルタに改良を加えた。

 水車の車輪部分には,バケツのような十数個のくぼみが設けられており,回転するとタンクの水をすくって上部に設置されたフィルタへ運ぶ。このくぼみ部分の形状に工夫を凝らした。前機種のくぼみの形状が図3で,新機種が図4。新機種では「ゾウの鼻」(北川氏)のような突起が付いている。

 前機種では,すくい上げた水がフィルタに触れると,表面張力でフィルタ側に水が浸み込む仕組み。一方の新機種では,水車の裏側ですくい上げた水をフィルタ側に「ゾウの鼻」を使って流し込む。こうすることで,すくった水の大部分を給水できるようになり,くみ上げ量は30%アップした。

 その水を受けるフィルタも改良し,空気抵抗を15%低減した(図5)。機内に吸い込む空気の風量は6.5m3/分で前機種と変わらないが,加湿量を600mLから650mLに向上できた最大の要因はここにあるという。改良点は素材と織り込み形状を変えたことだと言うが,詳細は公表していない。

 また,新機種に新しく搭載された「水de脱臭」機能では,カーテンなどの固体に水分子が入り込むと,臭いの成分が空気中に出る現象を利用した。2時間の加湿で室内の湿度を60%に保った後,除湿で湿度を40%に下げる。そして,空気中に出た臭いの成分を水分子とともに機内に回収するのだ。脱臭に着目して除湿・加湿をする機能は「業界で初めて」(同社)だという。

 価格は8万9800円になる見込み。突起部を含まない外形の大きさは,高さ638×幅395×奥行き290mm。初年度の目標販売台数は10万台だという。