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 鴻海精密工業(台湾Hon Hai Precision Industry Co., Ltd.,通称Foxconn)は,ソニーマニュファクチュアリングシステムズから120台の製造装置を購入すると発表した。投資額は約5.57億台湾ドル(1台湾ドル=約3.4円)。鴻海は,2008年1月にもSony Taiwan Ltd.(ソニー台湾)から約5.55億台湾ドルを投じて140台の製造装置を購入しており,今回の発表はそれに続くもの。ソニーからの大量の製造受託を狙った動きと推測される。

 台湾の東森テレビはニュース・サイトで今回の動きを以下のように報道している。一連の鴻海の動きはソニーからの液晶テレビおよびノートパソコンの製造受託を増やすことを狙ったもの。華麗な色彩の大画面液晶テレビで台湾市場に進出したソニーは,台湾における販売業績を次々と塗り替えている。ソニー社長兼エレクトロニクスCEOの中鉢良治氏が,2008年4月に台湾を訪問した際には,大手EMS各社が先を争って面会を申し入れ,鴻海は董事長の郭台銘氏自らがソニーのパーティーに参加した。鴻海は,ソニーの製造装置を購入する決定をしたことで,受注競争に勝ったと思われる。

 鴻海は製造装置を使用してどの製品を製造するのかは明らかにしていない。ただし,人気が上昇しているソニーの液晶テレビの主力機種の製造を受注し,下半期の業績成長に役立てようとしている。

 ソニーだけでなく,鴻海は2008年2月には5.14億台湾ドルを投じて,Panasonic Shun Hing Industrial Sales (Hong Kong) Co., Ltd.から50台の製造装置を購入している。鴻海が積極的に土地を物色しているという噂もあり,鴻海の拡大への歩みは止まることがないようだ。

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