PR

 経済産業省製造産業局の非鉄金属課は,平成21年度(2009年度)に実施する希少金属代替材料開発プロジェクトに予算額16億円を要求し,白金(Pt),セリウム(Ce),テルビウム(Tb)の3元素を対象とした代替材料開発プロジェクトを新規に始めることを明らかにした。これは,今年8月27日に経産省が「平成21年度経済産業省概算要求の概要」を公表したのを受けて,明らかにしたもの。

 非鉄金属課は平成19年度(2007年度)から,日本のハイテク製品に不可欠なレアメタル(希少金属)の需給が逼迫(ひっぱく)しているのを打開する希少金属代替材料開発プロジェクトをスタートさせた。初年度はリスクの高い13元素の中から,インジウム(In),ディスプロシウム(Dy),タングステン(W)の3元素の代替材料・使用削減材料の材料開発プロジェクトを始めた。原則,産学官連携による共同開発とし,5チームの研究開発プロジェクトを選んだ。

 今回は,自動車用排ガス浄化触媒や電子部品に必須の白金,LED(発光素子)の蛍光体や電子部品の絶縁膜,排ガス浄化触媒やなどに不可欠なセリウム,蛍光体や光磁気記録層などに必要なテルビウムの3元素が対象となった。

 希少金属代替材料開発プロジェクトを実施する2007年度から2011年度までの5年間の予算総額は55億円の計画だ。平成19年度が予算11億円,平成20年度が同10億円だった。今回,新しい3元素を対象とする新しい研究開発プロジェクトを並行して始める。概算要求時の予算額は16億円である。