ZIPCの歴史
ZIPCの歴史
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歴代のZIPCの展示コーナー。
歴代のZIPCの展示コーナー。
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初期のZIPC。下にあるのは,ZIPCの開発者である同社 副社長 渡辺氏による,日経エレクトロニクスへの寄稿論文(1992年)。
初期のZIPC。下にあるのは,ZIPCの開発者である同社 副社長 渡辺氏による,日経エレクトロニクスへの寄稿論文(1992年)。
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ZIPCの初期版を格納したテープ媒体。
ZIPCの初期版を格納したテープ媒体。
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 状態遷移表ベースのCASEツールを手掛けるキャッツは,2009年3月に発売予定のツール「ZIPC AUTOSAR」を基にして,将来的に構造モデルを扱う汎用的なツール「ZIPC Static」に発展させる。アーキテクチャ記述言語(ADL)のSysMLなどに対応させ,組み込み分野におけるコンポーネント・ベース開発の基盤ツールとする。2008年9月5日に開催した「ZIPCユーザーズカンファレンス」において,同社 取締役 副社長の渡辺 政彦氏が明らかにした。

 AUTOSARは,自動車メーカーらが中心となって策定した自動車の電子制御ユニット(ECU)向けソフトウエア・プラットフォームの標準仕様であり,ZIPC AUTOSARはそのAUTOSAR向けソフトウエアの開発ツールである(Tech-On!関連記事)。現在,キャッツが開発中で,一部の自動車メーカーやサプライヤにはベータ版を提供している段階である。

 現在,キャッツの主力ツールであるZIPCは,振る舞いモデルである「拡張階層型状態遷移表(EHSTM)」を基にしているため,構造(静的)モデルを扱うZIPC Staticと対比して同社内では「ZIPC Behavior」と呼んでいるという。それぞれがツールとして確立した後は,再度,ZIPC BehaviorとZIPC Staticを「ZIPC NEXT」として統合する。