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米Keithley Instruments社の,最大で8×8のMIMO(multiple input multiple output)技術を採用した通信システムを試験できるRF測定システム。ベクトル変調信号アナライザ「2820型」とベクトル変調信号発生器「2920型」を各8台と,同期ユニット「2985型」6台を組み合わせて構成する
米Keithley Instruments社の,最大で8×8のMIMO(multiple input multiple output)技術を採用した通信システムを試験できるRF測定システム。ベクトル変調信号アナライザ「2820型」とベクトル変調信号発生器「2920型」を各8台と,同期ユニット「2985型」6台を組み合わせて構成する
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 米Keithley Instruments Inc.は,最大で8×8のMIMO(multiple input multiple output)技術を採用した通信システムを試験できるRF測定システムを発売した(製品概要)。従来,4×4のMIMOに対応していた同社の既存の測定器(Tech-On!関連記事1同2)の機能を拡張したもの。無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)やモバイルWiMAX(IEEE 802.16e)Wave2,LTE(long term evolution),UMB(ultra mobile broadband)などの無線通信の試験に向ける。

 ベクトル変調信号アナライザ「2820型」とベクトル変調信号発生器「2920型」,および同期ユニット「2985型」を組み合わせて構成する。2985型同期ユニットは,最大4台の2820型アナライザ,または最大4台の2920型信号発生器を同期させることができる。例えば8台の2820型アナライザを同期させるためには,2台の2985型同期ユニットがそれぞれ4台ずつの2820型アナライザを同期させたうえで,その2台の2985型同期ユニットを,さらに別の2985型同期ユニットによって同期させる形で構成する。信号発生器の同期についても同様である。従って,8×8のMIMO構成の通信システムを試験する場合には,ベクトル変調信号アナライザとベクトル変調信号発生器を8台ずつと,同期ユニットを6台用意する必要がある。

 ベクトル変調信号アナライザの対応周波数は400M~6GHz,ベクトル変調信号発生器で生成可能な信号の周波数は10M~6GHzである。価格はベクトル変調信号アナライザ2820型が312万5000円,ベクトル変調信号発生器2920型は287万5000円,同期ユニット2895型は123万8000円。

 既に4×4までのMIMO構成に向けてこれらの機器を利用している場合,新たに必要となる台数の機器を追加することで,最大8×8のMIMO構成に向けた計測システムに拡張できる。ファームウエアの変更などは必要ないという。