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端末メーカー別のスマートフォン世界販売台数シェア(2008年4月〜6月期)
端末メーカー別のスマートフォン世界販売台数シェア(2008年4月〜6月期)
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OS別のスマートフォン世界販売台数シェア(2008年4月〜6月期)
OS別のスマートフォン世界販売台数シェア(2008年4月〜6月期)
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 スマートフォンの世界市場は,やや伸びが鈍化している。調査会社の米Gartner, Inc.の調べによれば,2008年4月~6月期の世界販売台数は前年同期比15.7%増の3220万台だった(発表資料)。2008年上期では前年同期比22%増の6400万台。伸びてはいるが,成長率は2007年よりも小さくなっているという。世界経済の減速がユーザーの買い換え需要に影響しているのに加え,タッチ・パネル採用の携帯電話機(非スマートフォン)に需要が流れているのが成長鈍化の原因とGartner社はみている。

 ただし,7月~9月期にはスマートフォン市場は回復の見込み。Gartner社では米Apple Inc.の「iPhone 3G」をスマートフォンに分類しており,iPhone 3Gの世界展開がけん引役となって7月~9月期のスマートフォン市場は大きく成長すると予測している。

 地域別には,北米地域がスマートフォンの最大市場となっている。4月~6月期の成長率は78.7%と世界平均よりはるかに高い。世界販売台数に占めるシェアは25%となった。欧州・中東アフリカ地域は21.0%増(西欧が29.3%増),アジア太平洋地域は4.8%減(日本が24.0%減)となっている。

 メーカー別にはフィンランドNokia Corp.が販売台数シェア47.5%を占めて首位を堅持した。ただし,Nokia社の成長率は8.1%と市場平均を下回っており,2位のカナダResearch In Motion Ltd.(RIM)との差が縮んだ。「BlackBerry」で知られるRIM社の成長率は126.4%と高く,市場シェアは前年同期の8.9%から17.4%へ拡大している。

 Apple社の4月~6月期のシェアは1月~3月期の5.3%から低下して2.8%となった。販売台数の落ち込みは,6月のiPhone 3G発売までが製品の端境期にあったため。Gartner社は2008年下期にiPhone 3Gの売り上げは増大すると予測しており,スマートフォン市場のメーカー別シェア首位に上りつめる可能性もあるとした。

 OS別にみると,Symbianが市場シェア57.1%を占めて首位。ただし,前年同期の65.6%からは低下した。提供先である三菱電機が携帯電話機/スマートフォン事業から撤退したこともあり,日本市場でのSymbian採用スマートフォンの販売台数が26%落ち込んだという。