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 デンソーウェーブは,同社が開発した既存の2次元コード「QRコード」より情報量を多くできる2次元コード「iQRコード(アイ・キューアールコード)」を開発した(発表資料)。既存のコードに比べて,コードを構成する白黒の点「セル」が同じ数のときに,より多くの情報を表現できる。また,縦方向と横方向のセル数が異なる長方形のコードも利用できるようにした。既存のコードは正方形のみだった。

 iQRコードを構成するセル数の範囲を,最少で9×9個,最多で414×414個に拡大した。最大情報量は数字約3万文字。従来のQRコードでは21×21個から177×177個(最大情報量は数字約7000文字),小型版の「マイクロQRコード」では11×11個から17×17個(同30文字)だった。同じセル数で,より多くの情報量を表現できる。例えば,QRコードでは21×21個のセルで数字34文字(誤り訂正レベルM)が表現できるが,iQRコードでは同じセル数で数字63文字と約2倍の情報量を表現できるという。またiQRコードは,縦5×横15セル~縦55×横115セルの長方形のコードも利用できる。これにより,帳票の端や円柱面など特殊な形状のものにも印字できるとする。

 iQRコードの仕様は,JISまたはISOに規格化提案する予定という。QRコードと同様に一般公開し,制限なしに利用できるようにする。2009年1月から,プリンターやレーザ・マーカーなどのメーカーにライセンスを供与していく。

 デンソーウェーブはiQRコードを,2008年9月10~12日に東京ビッグサイトで開催される「第10回自動認識総合展」で展示する。