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 エルピーダメモリで代表取締役社長兼CEOを務める坂本 幸雄氏は,2008年9月9日に開催したアナリスト向け事業説明会において,DRAM産業の今後の先行きについて考えを明らかにした。まず,DRAM産業の現状について,「今回の不況は,次の四半期(2008年10~12月期)が終わるころには,既に2年間が経過することになる。このような非常に厳しい状況が2年間も続いたことは過去に例がない」と述べた。一方,DRAMの需要については,「今後はビット需要の増加率は減速する」(同氏)との見通しを示した。「パソコン1台当たりのDRAM搭載容量の増加スピードやエレクトロニクス製品の販売がいずれも減速する」(坂本氏)ことがその理由という。

 ただし,DRAMの供給については需要以上に伸び悩むと見る。DRAM市況の低迷により,「この1年間,DRAMメーカー各社はほとんど新規投資を行っていない。そして,現時点では,50nm世代のキャパシティへの投資は行われておらず,フラッシュ・メモリからの転用にとどまる」(坂本氏)とした。これらの理由をすべて勘案すると,「DRAM市場は2009年前半には改善すると考えられる」(同氏)と述べた。

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