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新型「うるるとさらら」。前面に「おしエコパネル」を搭載する
新型「うるるとさらら」。前面に「おしエコパネル」を搭載する
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加湿することで,同じ室温でも体感温度を上げた
加湿することで,同じ室温でも体感温度を上げた
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下が従来のファンとモーター。上の新型は全長が短くなっている
下が従来のファンとモーター。上の新型は全長が短くなっている
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 ダイキン工業は,家庭用エアコン「うるるとさらら(Rシリーズ)」の新製品を2008年11月21日に発売する(ニュース・リリース)。快適性を損なうことなく,暖房時の省電力性をさらに高めたという。室内機の前面に,省エネ運転であることを表示する「おしエコパネル」も新たに搭載した。

 ダイキンは従来より,室外機で外気から得た水分で室内の湿度を高め,同じ室温でも体感温度を上げることで消費電力を抑えている。今回,室内の湿度を測るセンサに加えて,室外機から加湿空気を送るホース内の湿度を測るセンサを新たに搭載し,水分供給量を正確に計測できるようにしたことで,加湿量の最適な制御が可能になった。この結果,通常の運転に対する消費電力の削減率を,2007年の機種では約15%であったのを約20%に引き上げたという。反対に,冷房時は除湿することで体感温度を下げられるため,夏季でも省エネ運転が可能である。年間を通した削減率は約25%になる。

 室内機の個々の部品も改良した。送風ファンにモーターの回転子を装着し,モーターのコイルの外側に配置することでファンとモーターを一体化した。ファンとモーターの全長を短くできた結果,室内機の横幅を800mm以下に抑えた。熱交換器については,V字型に配置する際に角度を大きくとることで,空気が通過する断面積を広げた。これにより,熱交換効率を従来機よりも3%高めた。

 今回,業界で初めて,加湿と除湿による脱臭機能を搭載した。まず,湿度を高めることで,ソファやカーテンなどの布にしみ込んだニオイの原因となる分子を空気中に拡散させる。次に,除湿によって湿気ともにニオイ分子を回収するという仕組みだ。強いと感じるタバコのニオイが,4時間後には自然減衰に比べて2/3程度になるという。

 使い勝手を高める機能も増やした。帰宅後など,室温を早く高めるために設定温度を高めにした場合でも,一定時間が経つとに自動的に省エネ運転に切り替わる設定を追加した。フィルタを清掃する装置にたまるホコリを捨てるサイクルも,従来の2年から10年に引き伸ばした。おしエコパネルには,運転状況を表示するほか,運転に要した電気代を表示し,ユーザーが省電力性を実感できるようにした。

 ダイキン工業 空調営業本部長の加藤 豊氏は,「原油高騰により,今後は電気式の暖房の需要が高まる。しかし,エアコンに対する電気代が高いというイメージを持つ人は多い。省電力性や,ニーズにあった付加価値を提供していきたい」と述べた。価格はオープンだが,同社による実売想定価格は2.8kWタイプ「AN28KRS-W(H)」で22万8000円,4kWタイプ「AN40KRS-W(H)」で24万8000円である。