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図1 「PowerQUICC III MPC8536E」の概要
図1 「PowerQUICC III MPC8536E」の概要
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 米Freescale Semiconductor, Inc.は2008年9月10日,ネットワーク機器などに向けたマイクロプロセサの製品群「PowerQUICC III」の新品種として,アイドル時の消費電力を1W未満に抑えるなど低消費電力であることを特徴とする「MPC8536E」を発表した(発表資料)。既にサンプル出荷を開始している。

 MPC8536Eは,複合機や家庭用メディア・サーバー,POS端末,ストレージ機器などを想定した品種。CPUコアはPowerアーキテクチャの「e500v2」で,512Kバイトの2次キャッシュを備える。動作周波数は600M~1.5GHz。DDR2およびDDR3に対応するメモリ・コントローラを搭載するほか,3ポートのPCI Express,2ポートのGビットEthernet,2ポートのSerial ATAなどの外部インタフェース用コントローラを備える(図1)。

 低消費電力化のために,CPUコア部の動作を停止する「Deep Sleepモード」を用意した。外部インタフェース回路を含めた消費電力が,通常動作時は7.0W(動作周波数が1GHzの場合)だが,Deep Sleepモード時は0.95Wになる。「回路ブロックごとに動作を停止する機構を備えているため,将来的には他の動作モードも追加できる」(フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン プロダクト・マーケティング本部 ジェネラルマネージャーの伊南恒志氏)。このほか,CPUコアの動作周波数を通常時の1/4,1/2,3/4に変更できる「Jogモード」,Deep Sleep中にEthernetインタフェースから通信パケットが入力されたときに短時間で復帰する「Packet Loss-less Deep Sleepモード」などを用意した。