PR

 NECは2008年9月10日,元子会社が製造したビデオ・デッキに不具合があったと発表した(発表資料)。不具合が見つかったのは,日本電気ホームエレクトロニクス(2001年に解散)が1991年から1992年に製造したビデオ・デッキ「VC-BS770」。同機種では,筐体前面から発火する火災事故が2008年7月に発生。その後の調査で1996年11月に発煙事故,2001年8月にも発火事故が起きていたことがわかった。NECはVC-BS770および同じ構造の機種「VC-BS750」「VC-BS1000」の使用中止をユーザーに呼びかけている。3機種の出荷台数は合計で約3万台である。

 NECは不具合の原因について「部品の経年劣化による複合要因」としている。2008年7月の事故に関しては,電源部電圧制御回路の電解コンデンサが経年劣化で容量が低下したため,製品前面の表示パネル基板上のICに過電圧が加わって異常発熱し,そのICに隣接した蛍光表示管ホルダが着火・延焼したと分析している。1996年11月の事故は電源部供給回路の部品故障による異常発熱,2001年8月の事故はタイマ回路部の部品の焼損と,それぞれ原因を推定した。