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 米Googleが出資する英O3b Networksは英国時間2008年9月9日,世界的通信インフラの新設に着手すると発表した。アジア,アフリカ,中南米,中東などの新興市場における廉価な高速インターネット接続の提供を目指す。

 O3bは,起業家のGreg Wyler氏が,今後30億人の新興市場の人々に安価なインターネット接続を提供することを使命として立ち上げた。Googleのほか,米メディア大手Liberty Global,英投資会社HSBC Principal Investmentsなどが資金を援助する。

 16基の衛星回線を利用して,コアネットワークや3G携帯電話基地局,WiMAXアンテナ塔と直接結び,光ファイバと同等の性能を提供する。2300基の中継器を設置し,通信速度10Gbpsのインターネット・インフラを構築する。すでに衛星の製造に取りかかっており,2010年後半のサービス開始を見込んでいる。需要の拡大に応じて,衛星の追加も視野に入れる。

 新システムでは,通信事業者やインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)の帯域コストをおさえ,先進国と同様の速度の音声およびブロードバンド・サービスを高コスト効率で展開できるようにする。地理的,経済的,あるいは政治的な要素から広帯域通信の導入が制約されている市場を対象とし,先進国と発展途上国のデジタル格差を縮めたいとしている。

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