PR

 米DisplaySearch社は,インドのテレビ市場において,液晶テレビの出荷台数が2012年までにCRTテレビの出荷台数を上回るとの予測を発表した(発表資料)。

インドのテレビ出荷台数における種類別の割合
インドのテレビ出荷台数における種類別の割合 (画像のクリックで拡大)

 2008年のインドのテレビ出荷台数は1300万台に達する見通し。このうち,CRTテレビの占める割合は92.9%と圧倒的に大きい。液晶テレビの割合は6.6%,PDPテレビの割合は0.5%にとどまる。しかし,薄型テレビの出荷台数は今後5年間,前年比100%増を超える速度で増加するとDisplaySearch社は予測する。2012年には液晶テレビの割合が,テレビの出荷台数全体の56.2%に達し,CRTテレビの42.5%を上回ると見込む。同社が予想する2012年のPDPテレビの割合は1.3%である。

 この薄型テレビ市場の成長を牽引するのは,購買力の向上やデジタル放送への移行,消費者の購買意欲,薄型テレビの価格の下落などという。インドの中流上層階級は液晶テレビの購買を担う最大層と目されるとDisplaySearch社は分析する。韓国Samsung Electronics Co. Ltd.や韓国LG Electronics Inc.,ソニー,オランダRoyal Philips Electronics社といった主要ブランド,およびインドVideocon Industries Ltd.やインドOnida社といったインドのブランドはいずれも,液晶テレビの販促活動に注力しているという。さらに,いくつかの中国ブランドも,輸出先としてインドを考えているとする。

 2007年のインドにおける液晶テレビのブランド別シェアを見ると,首位はSamsung Electronics社。30%以上のシェアを占めた。2位はソニーの19%で,3位がLG Electronics社の16%だった。PDPテレビのブランド別シェアを見ると首位はLG Electronics社で,以下,Samsung Electronics社,松下電器産業と続く。規模の大きいCRTテレビ市場でブランド別シェアの首位となったのはLG Electronics社。シェアは25%以上で,2位および3位はSamsung Electronics社とVideocon Industries社だった。