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論理エミュレータを使ってダイナミック電力解析 Cadenceのデータ。
論理エミュレータを使ってダイナミック電力解析 Cadenceのデータ。
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 米Cadence Design Systems, Inc.は,低電力設計に向けた消費電力見積もりツールを拡充したと発表した(日本語版ニュース・リリース)。今回拡充された内容は二つある。

 一つは同社の論理エミュレータを「Palladium」を使った消費電力見積もりで,「Incisive Palladium Dynamic Power Analysis」と呼ぶ。Palladiumを使いハードウェアをエミュレートし,そこで実際のソフトウェアを稼働させて,SoCの平均消費電力やピーク電力をより現実に近い形で見積もれるようになるとする。

 もう一つは,同社が今年(2008年)3月に買収した米Chip Estimate Corp.が開発したツール「InCyte Chip Estimator」の取り込みである(Tech-On!関連記事)。InCyteはIPコア・プロバイダが提供した各IPの情報から,消費電力やチップ面積といったLSIの各種特性を見積もるツールである。

 今回,InCyte Chip EstimatorをCadenceのEDA環境で使えるようにしたようだ。これで,InCyte Chip Estimatorを各種消費電力技術を適用した効果の比較や,CPF形式の制約条件の作成に使えるようになったという。