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 米IBMは米国時間2008年9月11日,医療機関向けモビリティ・サービス「IBM Enterprise Mobility Services」を提供すると発表した。このサービスは,医療の効率化や質の向上を図るために無線モビリティ製品の導入を支援するもの。医師と看護師が無線で通信できるほか,院内のどこからでも患者の医療記録にアクセスできるようになる。

 この通信プラットフォームには,即座に無線で通信できる機能,リアルタイムの位置情報,イベント駆動型のインテリジェントな通知機能などを用意する。これらの機能を通じて,医療の効率化やリスク管理の向上を図りながら,より適切な治療を実施できるように支援する。また,複数の無線ネットワークと音声ネットワークの統合により,重複するシステム管理プロセスを減らすことができるほか,経費削減にもつながるとしている。

 オーストラリアのメルボルン市にあるRoyal Children's Hospital(RCH)は,IBMのサービス導入により,既存の無線インフラ(米Cisco Systems製)を活用して先行投資を抑えながら,院内のどこにいても医師同士が連絡できるモバイル通信システムを構築できたと報告している。

 IBMのシステム・インフラのサービス部門であるGlobal Technology Servicesは,次世代のモバイル技術や位置情報技術を統合するソリューションの提供に向け,Ciscoや米Motorolaといった大手無線メーカーと協業を進めているという。

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