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低価格のカーナビなどに向けたSoC「SH77721」
低価格のカーナビなどに向けたSoC「SH77721」
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 ルネサス テクノロジは,低価格のカーナビなどに向けたSoC「SH-NaviJシリーズ」の第一弾として,「SH77721」を製品化した(発表資料)。同社従来のカーナビ向けSoC「SH-Naviシリーズ」に搭載している高度な地図描画機能などを厳選してコンパクト化したという。2008年9月30日にサンプル出荷を開始する。

 2Dと 3Dの描画機能を持つグラフィックス・プロセサを搭載するため,地図やアイコン,メニューなどの2Dコンテンツのほか,地図上のビルやランドマークといった3Dコンテンツの地図画面や,グラフィックス機能を多用したGUIを表現できるという。USB2.0 High Speed対応のホスト/ファンクションやSDカードのホスト・インタフェース,GPSのベースバンド処理モジュール,FM多重デコーダ,車載LANのCANインタフェースといったカーナビに必要な周辺モジュールを内蔵する。動作温度範囲は-40~+85℃。

 CPUコア「SH-4A」を搭載し,最大動作周波数は333MHzである。CPUの処理性能は599MIPS,浮動小数点演算器(FPU)の処理性能は2.3GFLOPSである。命令セットは「SuperHファミリ」の最上位CPUコア「SH-4」の上位互換であるため,SH-4を使用した既存システムのプログラムを流用することができ,システムの開発期間を短縮できるとした。

 各モジュールでメモリを共有するユニファイド・メモリ・アーキテクチャを適用することで外付けメモリの部品を削減したという。外部バスは,DDR2-SDRAMと接続可能な16ビットの専用バスのほか,フラッシュ・メモリやSRAMと接続するための32ビット幅の拡張バスを備える。

 開発環境として,ホストPCとUSBインタフェースで接続する「E10A-USB」エミュレータを用意する。オンチップデバッグ機能を搭載するため,最大動作周波数でリアルタイムのデバッグができるとした。

 パッケージは23mm×23mmの440端子BGA。サンプル価格は5000円。