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 無線LAN(WLAN)技術の米Trapeze Networksは米国時間2008年9月19日,次世代WLAN規格「IEEE802.11v」の省電力機能を発表した。同規格の検討作業は2004年から行われており,2010年に完了する見通しという。

 802.11vは,既存IEEE802.11規格の省電力機能を発展させたスリープ・モード「Wireless Network Management Sleep Mode」を規定し,電波送出しない時間をより長く設けられるようにする。電源オフ状態にある802.11v対応機器を遠隔起動できるウェイクアップ機能「Wake on WLAN」も導入する。

 アクセス・ポイント(AP)にARPリクエスト対応機能「Proxy ARP」を搭載することで電源オフ時間を長くし,消費電力の低減を図る。送信データの存在を知らせる信号Traffic Indication Map(TIM)をブロードキャストする「TIM Broadcast」を使い,ビーコンを漏れなく受信する必要性をなくす。ブロードキャスト/マルチキャスト用フレームのやり取りを高速化し,さらなる省電力化につなげる。

 802.11vは対応機器を管理するための機能も拡充し,通信状況の詳細な監視が可能になるほか,精度の高い位置検出も行えるという。

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