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 米Transmeta Corp.が身売りする。現地時間の2008年9月24日,自社の売却先を探し始めたことを明らかにした(発表資料1)。Transmeta社は低電力マイクロプロセサの「Crusoe」や低電力化技術「LongRun2」で知られている。2007年7月には米Advanced Micro Devices, Inc.から出資を受けるなどしたが(Tech-On!関連記事1),過去5四半期にわたって売上高が100万米ドルにも満たないという状況が続いている。

 同社は自社売却に向けてバランス・シートの改善を図るため,米Intel Corp.と2件のライセンス契約を結んだことを同日発表した(発表資料2)。1件目の契約では,Transmetaのコンピューティング技術に関する一部知的資産のコピーをIntelに提供する。Intelは一括の支払いで非排他的ライセンスを取得し,技術を商用利用する。

 2件目は,2007年の特許係争での和解(Tech-On!関連記事2ITPro関連記事)に基づいて結んだライセンス契約の内容を改定するもの。和解条件では,Intel社がTransmeta社に初年度1億5000万米ドル,その後5年間に毎年2000万米ドル,計2億5000万米ドルを支払い,Transmeta社が今後10年間に取得または出願するものも含めて全特許をIntel社に永久ライセンスするとしていた。今回の改定では,Intel社が2009~2013年にかけて行う予定だった支払いを前倒しする。

 この2件の契約により,Transmeta社は2008年9月末までに,Intel社から合計9150万米ドルの現金を受け取る見込み。Transmeta社の社長兼CEOであるLes Crudele氏は「バランス・シートを強化することで,売却先候補の企業などに当社をより正確に査定してもらえる」と述べた。