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エクスモーション 専務取締役 コンサルティング本部 本部長の渡辺博之氏
エクスモーション 専務取締役 コンサルティング本部 本部長の渡辺博之氏
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エクスモーション 常務取締役 研究・開発本部本部長の芳村美紀氏
エクスモーション 常務取締役 研究・開発本部本部長の芳村美紀氏
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 組み込みソフトウエア分野のモデリングや人材育成に関するコンサルティング企業「エクスモーション」が,2008年9月に設立された(Tech-On!関連記事)。同社の設立を主導した二人のコンサルタント,渡辺博之氏(専務取締役 コンサルティング本部 本部長)と芳村美紀氏(常務取締役 研究・開発本部 本部長)に設立の経緯,事業の方向性などを聞いた。(聞き手=進藤 智則)

――渡辺さんが新会社を設立されたと聞いて驚きました。エクスモーションの設立の経緯はどのようなものだったのでしょう?

渡辺氏 前職の企業では,ソフトウエア工学の経験が豊富な企業から,取り組みがまだ半ばという企業まで,組み込み分野の幅広い企業にコンサルティングを行っていました。少し前までは,オブジェクト指向分析によるモデリングやソフトウエア設計の改善というのは,ソフトウエア工学について意識の高い一部の企業,それも一部の部署が取り組んでいるものでした。ところがここ1~2年はそうした企業だけではなく,一般的な企業にまでモデリングのすそ野が広がり始めています。

 モデリングのすそ野が広がり始めていることは喜ばしいことなのですが,そのすそ野をこれまで以上に広げていこうと思ったとき,単なるコンサルティングという手段だけでは限界があると感じ始めていました。オブジェクト指向分析やソフトウエア工学の基礎をみっちり仕込む「教育」や「人材育成」という観点がなければ,組み込み開発の現場の隅々までオブジェクト指向分析を広めるのは難しいのではないかと。

 ちょうどそんな思いをつのらせていた折,知人の紹介でシステム開発企業のソルクシーズ 代表取締役社長の長尾 章氏(現在,エクスモーション 代表取締役社長を兼務)とお会いする機会がありました。ソルクシーズとしても,現在のような金融をはじめとするエンタープライズ系のソフトウエア開発やコンサルティングだけではなく,組み込みソフトウエア分野にも進出したいとの戦略を持っていたようで,双方の思惑が一致。ソルクシーズの傘下で新会社を設立することになりました。

 私自身は前職の企業で組み込み分野のコンサルティング部門を立ち上げ,率いてきましたが,必ずしも経営のプロではありません。ソルクシーズという企業の後ろ盾がある中で,出資もしてもらい,組み込みソフトウエアのコンサルティングに専念できるという環境は理想的でした。

――オブジェクト指向分析関連の教育というのは,従来のコンサルティング企業も一般的に提供しているものではないのですか。