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図1 シャープが発表した液晶テレビ「AQUOS」の新製品「XS」シリーズ
図1 シャープが発表した液晶テレビ「AQUOS」の新製品「XS」シリーズ
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図2 表示部は最薄22.8mm
図2 表示部は最薄22.8mm
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図3 シャープ 代表取締役副社長の松本雅史氏
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図4 コントラスト比は100万対1
図4 コントラスト比は100万対1
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図5 スピーカーには「Sound Design by Pioneer」の文字が刻印されている
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図6 ツイータを14度内側に傾けた構造を採用
図6 ツイータを14度内側に傾けた構造を採用
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 シャープは2008年9月30日,「CEATEC JAPAN 2008」の会場で同社の液晶テレビ「AQUOS」の新製品として最上位機種となる「XS」シリーズを発表した(図1,図2)。最薄部が22.8mmと薄型をウリにするほか,映像表示時のコントラスト比が100万対1,色再現範囲がNTSC規格比で150%(u’,v’色度図上の面積比)を実現するなど,「圧倒的な高画質,画期的な薄型化,優れた環境性能を実現した」(シャープ 代表取締役副社長の松本雅史氏)と自信を見せる。画面寸法は65型と52型で,画素数はともに1920×1080(フルHD)。2008年10月15日に販売を開始する予定。価格はオープンだが,市場想定価格は65型が128万円,52型が98万円を見込む。表示部を支える台座部は,一般的なスタンド以外に,壁張り用スタンド,壁寄せスタンドなど7種類から選択できる。

 シャープは2007年8月に,最薄20mmの液晶テレビの試作機を発表済である( Tech-On!の関連記事1 )。2008年1月に開催された年頭会見で代表取締役社長の片山幹雄氏は,「超薄型の液晶テレビを2008年中に市場投入する」と宣言していた( Tech-On!の関連記事2 )。

LEDバックライトで薄型化と表示性能向上を両立

 新製品は,表示部とチューナー部を分離するほか,バックライト光源にRGB3色のLEDを採用することで,最薄22.8mm(最厚部は60.4mm)となった。入力映像信号に応じて,RGB3色のLEDバックライトの輝度を制御することで,コントラスト比は100万対1を実現する(図4)。加えて,色再現範囲はNTSC規格比で150%となり,「自然界に存在する約95%の色を再現できる」(シャープ)という。なお,シャープの液晶テレビAQUOSでLEDバックライトを搭載する品種は初めてとする。

 搭載するバックライトは,RGBの各LEDを緑色,赤色,青色,緑色という順番で横1列に並べた4個のLEDを一つのユニットとする。入力映像信号に応じて,ユニット単位で液晶パネル面内を1000以上の領域に分けて輝度を制御する。これにより,消費電力は65型で294W,52型で220Wと,同社の2007年モデルと比べて20%以上の低消費電力化を実現したという。

 表示部とチューナー部は,HDMIケーブルで接続するほか,別売りの無線ユニットを用いて接続できる。無線ユニットは,シャープが2008年1月に発表した最薄部34.4mmの液晶テレビと同様,「5GHz帯の無線通信規格を採用する」(同社)ため,イスラエルAMIMON,Ltd.の無線チップセットを採用したとみられる( Tech-On!の関連記事3)。

スピーカーはパイオニアと共同開発

 新製品に搭載するスピーカーは厚さが60.4mm。パイオニアと共同で開発した(図5)。ツイータを14度内側に傾けた構造を採用することで,「スイート・スポット」と呼ばれる聞きやすい領域を拡大したという(図6)。