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日本ビクターの「リアルタイム2D/3D変換技術」で表示した3次元動画。一部が二重になって,左右の視差を作り出している。
日本ビクターの「リアルタイム2D/3D変換技術」で表示した3次元動画。一部が二重になって,左右の視差を作り出している。
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 日本ビクターは「CEATEC JAPAN 2008」で,普通の画像を3次元で立体表示する「リアルタイム2D/3D変換技術」を出展した。最大の特徴はごく普通の画像を対象としていること。普通のテレビ放送や既存の動画などを,立体感を持たせた映像にできる。

 画像を解析して複数の曲面を割り当て,色の違いやコントラストの違いなどに基づいて奥行き情報を作り出すのが基本。例えば何もてがかりがないところでは,中央が遠くにあるようにする。上部が空だと解析できた場合は,下側を手前に持ってくるように曲面を割り当てる。「単純に奥行き情報を算出してしまうと,効果が出るところはいいが,解析に失敗したときの破綻も大きい。解析には失敗することを前提として,失敗しても全体の映像が破綻しないように奥行きを割り当てる」(技術本部コア技術開発センター 新映像システム開発室 主席技師の山田邦男氏)。具体的には細かな調整だが,例えば奥行き情報を割り当てる際に,ある程度の幅に収まるように制約をかけているという。

 今回の展示では偶数/奇数のラインごとに左右の画像を割り当て,偏光フィルタを通している。立体画像の視聴には専用の眼鏡を必要とする。