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色名を表示したところ
色名を表示したところ
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富士通ユーザー・エクスペリエンスデザイン部の吉本浩二氏
富士通ユーザー・エクスペリエンスデザイン部の吉本浩二氏
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 富士通は,撮影した画像の色を教えてくれる色覚障害者向けの携帯電話機を「CEATEC JAPAN 2008」の会場でデモンストレーションした。色の名前を文字で表示するのに加え,音声で読み上げることもできる。

 日本人男性の5%,女性の0.2%が色覚障害を抱えているとされており,こうした人は洋服のコーディネートや靴下の左右を合わせる際に不便を感じることが多いという。このケータイを企画したのは,同社ユーザー・エクスペリエンスデザイン部の吉本浩二氏。同氏自身も視覚障害者であり,開発の動機を「視覚障害者の中には色覚障害の人が多い。そうした人の『色を知りたい』というニーズに基づいて開発した」と語る。

 カーソルで指定した位置の色を表示する。色名の表示には三つのモードがある。「系統色名モード」では「あざやかな緑」「明るい緑」といった色の印象を含めた表示になる。「簡単色名モード」では「赤系」「緑系」といったおおまかな色が表示される。「詳細色名モード」では「若竹色」「新橋色」といった歴史や文化の背景を持つ200以上の色名が表示される。このモードは色覚障害者以外に,色について勉強している人や色の文化に関心のある人も対象にしている。そのほか,色を比較したり,写真の色合いを調整する機能も備える。

 iアプリとして実装されており,iモード・サイト「@Fケータイ応援団」で2008年9月26日から無料で公開している。対応機種はF884i,F884iES,F906i,F905i,F706i,F705i。このうち音声読み上げに対応するのはF884iとF884iES。