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講演する富士通の代表取締役会長 間塚道義氏
講演する富士通の代表取締役会長 間塚道義氏
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 富士通の代表取締役会長 間塚道義氏は,2008年9月30日,千葉県の幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2008」で講演し,ICT(情報通信技術)の採用事例などの現状と同社が進めるICTの今後の取り組みについて説明した。

 同氏は,まずWiMAXの実用化や携帯端末の多様化,NGNなどIPネットワークが普及するにつれ,今後ますますICT活用の場が増えると指摘した。その上で,WiMAXや検知センサを利用した無線ネットワークシステムを車両検知システムに応用した「安全運転支援システム」や農業分野への利用の成功例を紹介した。

 今後の取り組み方向性として,システム技術のみを提供する「ITソリューション」からユーザーの意識や行動の改善を含めた「ビジネスソリューション」の提供を図る「フィールド・イノベーション」を核にICTの展開を進めるという。具体的には現場の現状や課題を明確にする「現場の見える化」を実施して,業務改善に直結するようなシステム提案を目指す。現場の見える化を進めるにあたり,業務プロセスやシステムの可視化などの技術開発を掲げたほか,人材育成を掲げる。既に2007年から「フィールド・イノベータ」という専任要員を,40代の部長クラスの社員を対象に150名選出したという。

 このほか環境への取り組みとしてCO2排出量の削減を掲げた。ICT産業のCO2排出量は全産業分野の2%に過ぎないがICTの活用を提案することにより,産業全体のCO2削減に寄与できると主張する。