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図1:セミナー参加者が体験できるデモンストレーション。写真は筆者とは別の人
図1:セミナー参加者が体験できるデモンストレーション。写真は筆者とは別の人
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図2:ウェアラブル・コミュニケーターの本体と通信装置,デモで着用したベスト
図2:ウェアラブル・コミュニケーターの本体と通信装置,デモで着用したベスト
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 コニカミノルタオプトはホログラム技術を使ったヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)と,それを利用した「ウェアラブル・コミュニケーター」を,「CEATEC JAPAN 2008」に参考出品している(Tech-On!の関連記事 )。2008年10月1日にCEATEC会場で開催した出展者セミナーで,詳細な情報を明らかにした。

 HMDに表示される画像の画角は17度で,2.5m先の29インチ画面を見たときの画角に相当するという。解像度は320×240画素。高解像度化も技術的には可能だが「現状の仕様で実用になると考えている」(同社)という。ウェアラブル・コミュニケーターに搭載したカメラの画角は52度で解像度は640×480画素,15フレーム/秒である。遠隔コミュニケーションのためのソフトウエアは「B.I.T.(business instruction tool)」と呼ぶ。米Microsoft社のOS「Windows XP SP3」と「Windows Vista」で動作する。

 NEC(日本電気)は,ウェアラブル・コミュニケーターとB.I.T.を組み合わせたシステムを「コーチング・ビュー」と名づけて,CEATECに参考出品している。現場作業者に対して熟練者が指示を送る形での利用を想定する。コニカミノルタオプトのセミナーではNECからの説明もあり「作業訓練に利用した場合には訓練品質を向上でき,実際の作業に利用した場合には重大事故やトラブルの防止に役立つ」とした。

 セミナー参加者が体験できるデモンストレーションも行われ,筆者も実際に体験してみた(図1)。カメラ,イヤホンなどを含めたウェアラブル・コミュニケーターの重さは「40g台」(同社)で,装着感は軽い。眼鏡の上からも違和感なく装着できた。通信装置を収納するポケットを備えたベストを着用する。通信装置は重く,かさばる印象だった。現在の試作機は6時間連続稼動できるが「実用的には2時間程度で良いのではないかと考えている」(同社)とし,搭載するLiイオン2次電池の容量を減らして小型化・軽量化する考えを示した。デモンストレーションは別室に置かれたトランプの中から,ウェアラブル・コミュニケーターの画面で指示されたカードを選ぶという内容。HMDに表示される画像がもトランプという原色に近い色で構成された画像だったこともあり,明瞭に見えた。